犬はきゅうりが大好きだということをご存知でしょうか?
しかし、好きだからといって食べさせても良いのか心配になりますよね。
アレルギーや下痢など注意すべきことについてまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
目次
犬はきゅうりを食べても大丈夫
犬がきゅうりを食べても害はありません。
ただし与え方や目安の量については注意が必要です。
何事も適量というものがあります。ポイントについてまとめてみました。
犬にきゅうりを与えてもいい量
小型犬であれば2〜3センチを目安に与えてください。
それよりも大きな犬であれば量はもう少し増やしても大丈夫です。
しかし1本丸々は多過ぎます。
あまりきゅうりを好まない場合は、無理して与えなくて良いでしょう。
与えていればメリットもあるのですが、与えないことによるデメリットはさほどありません。
犬へのきゅうりの与え方
犬は元々あまり噛み砕かずに食べる傾向があるので、喉に詰まらないように小さく切ってあげるようにしてください。
きゅうりは硬いので、そのまま飲み込んでも大丈夫なくらいの大きさに切ると安心して与えることができます。
老犬であればなおさら注意が必要です。
犬にきゅうりを与えるメリット
絶対に食べさせなければならない物でもないのですが、きゅうりを与えていることによるメリットはたくさんあります。
6つのメリットについて見ていきましょう。
水分補給
みずみずしいきゅうりには、たっぷりと水分が含まれています。
そのきゅうりを食べることによって十分な水分補給ができるようになります。
特に脱水症状になりやすい夏場は最適な食材でもあります。
体の熱を取り除く
きゅうりには、体の熱を冷ましてくれる効果があります。夏バテ対策にはピッタリなんです。
夏バテ特有のダルさや食欲不振を解決してくれますよ。
ホスホリパーゼでダイエット効果
きゅうりに含まれているホスホリパーゼという酵素はダイエットにも効果があるということで注目されています。
ホスホリパーゼには脂肪を分解する働きがあるので、ダイエット中のワンちゃんにはおすすめです。
ビタミンKが骨を定着させる
ビタミンKは通常であればあまり不足することのない栄養素にはなるのですが、万が一不足してしまうと骨がもろくなることもあります。
ビタミンKはカルシウムと骨を結び付ける重要な栄養素でもあり、きゅうりから補給することができます。
カリウムで利尿作用
きゅうりに含まれるカリウムには、利尿作用があります。
むくみ防止にもなりますし、血圧を下げるという効果もあるので与えて害はありません。
食事のかさ増し
いつものドッグフードにきゅうりを加えることによって、食事がボリュームアップします。
ダイエットをしているワンちゃんであれば、食事の量を減らしてきゅうりでかさ増しをすれば、いつも通りの満腹感を味わうことができます。
犬にきゅうりを与える時の注意
犬にきゅうりを与えても問題はありませんが、注意すべきことがいくつかあります。
これらの注意点を踏まえて、加減を調整していってください。
ウリ科のアレルギーに注意
きゅうりだけではなくメロンやズッキーニ、カボチャなどのウリ科の食べ物にはククルビタシンという成分が含まれています。
実はこの成分は毒性があるんです。過剰摂取してしまうと嘔吐や下痢、腹痛などに見舞われることも…。
ウリ科のアレルギーを持っている可能性もあるので、きゅうりを与えたことによって何らかの症状が出ていないか注意してみてください。
食べ過ぎると下痢に
アレルギーを持っていなかったとしても、過剰にきゅうりを食べると下痢になります。
水分の摂り過ぎ、内臓の冷えなどが原因とされています。やはり過剰摂取には注意が必要です。
きゅうりの漬物はNG
ぬか漬けや浅漬け、ピクルスなどきゅうりの漬物にも色々な種類がありますが、実はどれも犬には適していません。
香辛料や塩分量が多いので、犬にとっては体の負担になってしまいます。
仮に表面だけ洗ったとしても、漬物なので中にも塩分がぎっしり詰まっています。
きゅうりを与えるのであれば、味の付いていない生のものだけにしてください。
高カリウム血症に注意
きゅうりにはカリウムが多く含まれています。
カリウムを過剰摂取すると高カリウム血症になってしまうことも。
与え過ぎには注意しましょう。
高カリウム血症になると四肢の痺れや不整脈、吐き気、筋力の低下などの症状があらわれます。
放置しておくと最悪の場合死に至るということもあります。
高カリウム血症の原因としては、薬の副作用や何らかの原因で尿でカリウムを排出できていないということも考えられます。
きゅうりだけが原因とも一概には言えませんが、日頃から注意するに越したことはありません。
犬にきゅうりを与えるのは水分補給やダイエットに効果的
95パーセントが水分でできているきゅうりは、水分補給にぴったりな食材です。
さらにダイエット効果もあるので、きゅうり好きなワンちゃんには自信を持っておすすめします。
ただし、与え過ぎには注意してください。
欲しがるからといって欲しがる分を言われるがままに与えてしまうのはしつけの観点においても良くありません。
また、色々とご紹介させていただきました通り、過剰摂取は様々な弊害をもたらします。
愛犬を守ることができるのは、日々接している飼い主さんだけです。
与え方に注意して、きゅうりのメリットを大いに活用してみてください!
他の犬にあげてもいい、ダメな食べ物はこちらのまとめ記事をご覧ください。