ボストンテリアの性格や大きさ・寿命まとめ!フレブルとの違いも解説

ボストンテリアの性格や大きさ・寿命まとめ!フレブルとの違いも解説

正義感が強く温厚な性格を併せ持つボストンテリア。

学習能力が高いのでしつけもしやすく、飼いやすい犬と言われています。

性格やしつけ、大きさ、寿命などボストンテリアについての情報、似ていると言われるフレンチブルドッグとの違いもまとめてみました。

ボストンテリアはどんな犬?

ボストンテリアは19世紀後半、ブル・アンド・テリアとブルドッグの血を引く犬としてアメリカ、ボストンで生まれました。

顔立ちはブルドッグに似ていて、角のように立った耳、短い鼻、まるでタキシードを着ているような柄が特徴です。

フレンチブルドック(フレブル)との違いはどこ?

ボストンテリアとフレンチブルドッグって、ちょっと見た目が似ているので、よく間違える人が多いのですが、どういった点が違っているのでしょうか。

主な違いは、性格、耳、被毛の色です。

性格:フレンチブルドッグは、穏やかな性格で甘えん坊。

ボストンテリアはやんちゃで遊ぶことが大好きな活発タイプです。

耳:フレンチブルドッグは、両耳の間隔が広く、楕円形で丸みを帯びたこうもりの羽のようなバットイヤー。

ボストンテリアの耳は縦長で尖っています。

被毛:フレンチブルドッグは、フォーン(金色がかった茶色)、パイド(白地に黒または黒地に白)、クリーム(乳白色)、ブリンドル(光が当たると赤みがかって見える黒色)の4種類。

ボストンテリアは、ブリンドルまたは黒に白が入っている被毛がスタンダードです。

この黒と白の配色がタキシードを着ているようだと言われています。

離れ気味の目、ピンと尖った耳、小柄ながらがっちりした体格をしています。

ボストンテリアの特徴と性格について

被毛は黒地に白の短毛ですが、額から口、首の回りから前足にかけてが白い被毛になっているのが特徴です。

性格は人懐っこくて甘えん坊、活発なので飼い主さんと一緒に遊ぶのが大好きです。

反面寂しがり屋で、長時間のお留守番は苦手。

学習能力が高いので物覚えもよく、縄張り意識が強いことから番犬にも適しています。

ボストンテリアの毛色の種類

ジャパンケンネルクラブで規定されているボストンテリアの毛色は、「ホワイト・マーキングのあるブリンドル、シール(日光や明るい光の下で見た場合赤みがかって見えるが、その他の状況ではブラックであること)またはブラック。

他の部分のクオリティーが等しい場合に限り、ブリンドルが好ましい。

必要とされるマーキングは、ホワイトのマズル・バンド(目と目の間の白い部分)、目の間のホワイトのブレーズ、ホワイトの前胸」とされています。

ボストンテリアの成犬時の体の大きさ

成犬になると体重は4.5~11kg、体高は38~43cmになります。

体重や体高に幅がるのが特徴です。

ボストンテリアは体重によって3種類に分けられる

外見上に変わりはありませんが、体重や体高に幅があるので大きさに差があります。

ドッグショーなどに出展する場合は、体重によってライト(6.8kg以下)、ミドル(6.8〜9.1kg)、ヘビー(9.1〜11.4kg)の3段階に区別されています。

ボストンテリアの寿命について

小型犬の平均寿命は12~15歳と言われていますが、ボストンテリアの場合は13~15年です。

長生きの秘訣は病気をさせないこと。

口や鼻の部分が短いので「呼吸器系疾患」に気を付けてください。

目ヤニも放置すると眼の病気の原因となります。

アトピー性皮膚炎にもなりやすいので、日常的に皮膚の状態のチェックもしてあげましょう。

体温コントロール面も苦手なので、暑い日には「熱中症」対策も忘れてはいけません。

太りやすいので、脂肪分の少ない乾燥タイプのドッグフードを与えてください。

活発な性格のため、運動もしっかりしてあげましょう。

ボストンテリアの子犬の値段と販売価格の相場

一般的な販売価格は20~30万円です。

ドッグショーで優秀な成績を収めた血筋になると35~40万円、50万円を超える場合もあります。

バランスの取れた骨格、黒白の柄の配置で値段が変わってきます。

ボストンテリアの飼い方は熱に注意すること

短頭種のボストンテリアは、体温調節が苦手です。

喉周辺の構造上、呼吸の効率が悪く、呼吸障害を起こすことがあります。

暑さ寒さに弱い犬種なので室内の温度管理に気を付けてあげてください。

散歩も日中は避け、早朝や夕暮れに散歩をしてあげるよいでしょう。

ボストンテリアのしつけについて

しつけのポイントは、褒める、叱るタイミング。

学習能力が高く、物覚えが早い犬種です。

叱らずに褒めながら気長に教えてあげてください。

頭ごなしに叱ると、恐怖心から自発的行動をしなくなってしまいます。

どうしても叱らないといけない時は、目を見ずにしばらく無視していると叱られたこと気が付きます。

必ず現行犯のタイミングで叱ることも大切です。

ボストンテリアで気を付けたい病気

気をつけたい病気は、白内障、皮膚疾患、膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)、熱中症、鼻腔狭窄、心臓疾患、パターン脱毛などがあげられます。

中でも白内障、膝蓋骨脱臼、熱中症を患うことが多いので、定期的な健康診断を受診してあげましょう。

1.白内障

目の水晶体が白く濁り、瞳孔に白点がみられる病気です。

進行すると失明につながることも。

ボストンテリアは白内障にかかりやすく、4~5才から発症する場合もあります。

2. 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)

膝蓋骨とは、「膝のお皿」と呼ばれる部分。

この部分が外れてしまう(脱臼)病気です。

高いところから飛び降りたり、ジャンプしたり、激しく転んだりするなどして起こることがあります。

3.熱中症

短頭種なので暑さには非常に弱く、熱中症を起こすことがあります。

ひどい場合は死に至ることもありますが、気を付ければ防ぐことができます。

閉め切った部屋や車内での留守番、暑さの中での散歩は避けましょう。

ボストンテリアは正義感が強く室内犬としても大人気

ボストンテリアは、元々闘犬として作出されたので、正義感が強く、番犬としても頼もしい存在です。

反面、温厚な性格で、やんちゃで遊ぶことが大好き。

無駄吠えも少ないので室内でも飼いやすいとして大人気です。

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