小型犬・中型犬では8歳、大型犬では7歳くらいからシニア犬のライフステージ。
シニア犬になると運動能力や代謝能力の低下や見られるようになり、ドッグフードの種類や与え方もそれにふさわしいものに変えてあげましょう。
シニア犬・老犬におすすめのドッグフードフード人気ランキングをご紹介します。
目次
老犬に与えるドッグフードの選び方5つのポイント
老犬に与えるドッグフードを選ぶ際には、老犬の食事にふさわしい5つのポイントがあります。
- 低脂肪
- 動物性高タンパク質
- 低炭水化物
- 無添加
- 穀物不使用
このポイントが必要な理由を押さえておきましょう。
1.低脂肪のドッグフード
ドッグフードに含まれる糖質は、脂肪として蓄積されます。
老犬は消化機能力が落ちているので、脂質の摂り過ぎは肝機能の低下を引き起こします。
適度な脂質量は12~19%。これを目安にして脂質が少ないものに切り替えてあげましょう。
2.動物性高タンパク質のドッグフード
タンパク質は血・骨・筋肉・皮膚・被毛を作る大切な成分。
タンパク質やカルシウムが不足になると、消化吸収能力や筋肉や骨の衰えにつながります。
理想的なタンパク源は「良質の動物性タンパク質25%以上」です。
粗悪なタンパク質は老廃物(体内に不要もの)になるだけ。
原材料表示がきちんと記載されているものを選びましょう。
3.低炭水化物のドッグフード
犬は炭水化物を消化しにくいので、消化不良や便秘を起こす原因になります。
多く取り過ぎると、糖尿病や体重増加による関節の病気にも。
老犬の健康の為にも、炭水化物の含有量は19%以下に抑えた物を選んであげましょう。
4.無添加のドッグフード
保存料、酸化防止剤、着色料、香料などの人工添加物を長期に渡って摂取すると、がんや慢性疾患の原因になります。
粗悪な肉を使っているフードは危険な添加物が配合されているケースがほとんど。
老犬になると免疫力の低下から、病気にかかる確率も高くなってくるので、無添加のドッグフードを選んであげることは必須条件です。
5.穀物不使用のグレインフリードッグフード
犬にとって穀物は消化しにくく、大豆やトウモロコシはアレルギーの原因にもなります。
穀物アレルギーがある犬は、皮膚のかゆみやただれを起こしてしまうことも。
老犬は皮膚の状態も低下していくので、穀物アレルギーがある犬には辛い思いをさせてしまうことになります。
穀物は、原材料の量を増やすために使用されます。
ドッグフードは穀物不使用のグレインフリーのものを選んであげましょう。
シニア犬のドッグフード・ドライフード人気ランキング
シニア犬・老犬の健康維持に欠かかせない「犬におすすめの種類が充実しているブランド・通販サイト」をおすすめ順にランキングしてみました。
1位:みらいのドッグフード(シニアサポート)
みらいのドッグフードのシニア犬に特化したドッグフードです。
中タンパクで中カロリー、低脂肪になっています。オメガ3や脂肪酸も配合されていて、健康の維持にも最適!
代謝を促す薬膳ドッグフードでもあるのです。
- EPA・DHA配合で認知症対策!
- 熱に強い耐熱性オメガ3配合!
- 低アレルゲンの鹿肉がメイン!
- 薬膳&マクロビレシピ!
みらいのドッグフードは、高齢犬・療養食以外にもいろいろな症状に対応したドッグフードが用意されています。
それぞれ原料や成分が違っていて、今のワンちゃんに最適なフードを見つけることができると思います。
健康に長生きさせたいのであれば、一度見てみてくださいね。
2位:ピッコロ
運動量が減ってきたから必要以上のカロリーは控えたい。
グレイン(穀物)や有害な添加物など、体の負担になるものは避けたい。
という願いから生まれた「美味しさと健康ケアを両立させたシニア犬ドッグフード」。
体調管理が難しいシニア犬を助けるため、カロリーと脂質控えめのレシピ構成になっており、チキンとサーモンの配合量はなんと70%!
健康的な身体のサポートにつながります。有害な添加物もグレイン(穀物)も一切不使用です。
うちの愛犬には現在こちらを与えています。定期購入なのでとても便利ですよ♪
3位:ブッチ・ドッグフード
ブッチはウェットタイプのドッグフードで、当サイトで紹介している中で食いつきはピカイチ!
年をとって歯が弱くなってきたり、抜歯しているワンちゃんにもとても食べやすくなっています。
食欲がなくなってきたワンちゃんにもおすすめですよ。
ビーフ・ラム・チキンが主原料のブラックレーベル、チキン80%のホワイトレーベル、チキンとフィッシュが92%を占めるブルーレーベルがあります。
アレルギーの有無や、ワンちゃんの好みに合わせて選べます。
食いつきランキング1位のブッチ!ぜひお試しください。
4位:モグワンドッグフード
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
価格/容量 | 4,708円(税込)/1.8kg |
カロリー | 376kcal/100g |
主原料 | 生チキン、生サーモン |
添加物 | 香料・着色料不使用 |
穀物 | 不使用 |
原産国 | イギリス |
対応年齢 | 全年齢対象 |
抗酸化成分としての野菜や果物をたっぷり含んでいるので、酵素が多く含まれています。
酵素は、免疫力を高める働きがあります。
高齢犬に必要な動物性タンパク質は、良質なチキンとサーモンが50%の割合で配合。
人間でも食べられる(ヒューマングレード)食材を使用しているので消化吸収率も極めて高くなっています。
関節ケアとして注目されているグルコサミン、コンドロイチンの他にMSM(メチルサルフォニルメタン)という鎮作用、炎症を抑えるという成分が配合されています。
食いつきが気になる方はぜひ試してみてください。
- ユーザーアンケートの結果94%が「完食した・ほとんど食べた」と回答
- 90%が継続したいと答えた高満足度フード!
- 高タンパク質・グレインフリー・香料・着色料不使用フード!
- 全犬種・全ライフステージ対応のプレミアムフード!
※ユーザー822名に対するアンケート。2021年8月~9月株式会社レティシアン調べ。
5位:エッセンシャルドッグフード
アレルギー持ちのワンちゃんと、シニア犬に超おすすめ!
認知症予防にいいDHAとEPA、オメガ3・オメガ6脂肪酸も配合されています。
実際に試したところ、食いつきも良かったです。
ドッグフードを成犬向けから老犬向けに切り替える理由
ドッグフードにはライフステージごとに種類がありますよね。
ライフステージごとに切り替えたほうがいい理由は、
- 摂取カロリーの調節
- 咀嚼能力の低下
- 歯が弱ってくる
があります。
摂取カロリーの調節
成犬時は体力がありますが、年令を重ねると体力の低下とともに、運動量も減少していきます。
また、消化機能も低下していくんです。
成犬と同じ量のカロリーを摂取していると、運動量の減少のため消費カロリーの低下に加え、消化機能低下から消化不良を起こしたり、肥満の原因になります。
そのため、消化に良いものや、低カロリードッグフードに切り替える必要が出てくるんですね。
咀嚼能力の低下
老犬になってくると顎の力も低下してきます。
ドライフードをふやかしたり、ウェットフードに切り替えるなどの対策が必要になります。
歯が弱ってくる
人間と同じで、年令を重ねると歯がぐらついてきたり抜けてきたりという支障がでてきます。
歯が少ないと、丸呑みが普通になってきます。そうなると消化不良が心配ですよね。
消化にいいドッグフードを選ぶことをおすすめします。
成犬用から老犬向けドッグフードに切り替えるタイミング・年齢とは
小型犬は6歳から、大型犬は5歳からが老犬用ドッグフードへの切り替え時期。
一般的な老犬ドッグフードへの切り替えの基準は「7歳から」ですが、個体差があるので愛犬の状態を見ながら切り替えてあげるとよいでしょう。
犬の年齢は1歳を人間の17歳程度、その後は1年で4歳ずつ加算していくという方法が一般的な考え方。
人間の40歳を「シニア犬」、60歳を「高齢犬」とすると、小型犬は6歳から「シニア犬」、11歳からが「高齢犬」、大型犬は5歳からがシニア犬、8歳からが「高齢犬」。
この年齢を目安に、成犬用から老犬用のドッグフードに切り替えると良いでしょう。
老犬用ドッグフードは成犬用と何が違うの?
シニア世代になると、体力の衰えが目立ってきます。
老犬用ドッグフードは、健康維持に効果的な機能性成分を配合したり、消化機能の低下をサポートするものになっています。
成犬用のドッグフードとの違いは、消化吸収のよいタンパク源の使用、運動量が少なくなるためにカロリーを抑えたものです。
抗酸化成分(犬の健康を維持するために必要な成分)の増量や関節のサポートのためにグルコサミンやコンドロイチンの配合など、原材料の種類や成分のバランスに違いがあります。
老犬の正しいご飯・食事の与え方
老犬の食事は、運動量が減るため、高蛋白、低脂肪・低カロリーの食事にします。
消化器官の機能低下による、消化不良を避けるために、消化の良い食事にシフトしてあげましょう。
ふやかす
ドッグフードをふやかして与えることで消化の手助けに。
自然な形での水分補給、歯の弱った老犬でも食べやすくなるといった効果があります。
ぬるま湯程度の温度(30℃~40℃前後)を注ぎ、15分~30分くらい浸して、じっくりとふやかして与えましょう。
犬が火傷をしないように十分にさましてから与えてください。
トッピングでアレンジレシピ
食欲の低下は、十分なカロリーや栄養素の摂取ができません。
ドッグフードにトッピングをしてアレンジしてあげると食欲アップにつながります。
老犬に良いとされるトッピングは、焼いた肉や魚、納豆類、ヤギのミルク、チーズ。
ドッグフードの粒よりも小さくし、カロリーオーバーにならないように、少量を与えましょう。
老犬のご飯の回数と間隔
老犬は、一度に食べきれる食事の量が少なくなるので、一日の食事の量を数回に分けて与えます。
健康維持に必要な食事の量を維持しつつ、体調や状態を見ながら、4回から5回に分けて食べさせてあげましょう。
老犬になって食欲が落ちてご飯を食べない時の対策とは
老犬になって1回のご飯を残すようになるのは、運動量が減ったことと、内臓機能の低下が原因。
しかし、1日に必要な摂取量を与えないと、健康維持に支障が出てきます。
特に老犬用ドッグフードには、関節機能をサポートするグルコサミンやコンドロイチンが配合されているので、これらの成分が不足してしまいます。
老犬になって食欲が落ち、食べなくなった時の対策は、ドッグフードをお湯でふやかしたりトッピングをする方法があります。
ドッグフードをお湯で柔らかくすると香りが立って、食いつきがよくなります。
トッピングをする場合は、焼いた肉、野菜やチーズを少量与えてみてください。
あくまでも食い付きをよくするためのもので、量が過ぎるとカロリーオーバーになったり、肉を加えることによって栄養バランスを崩してしまうこともあるので気を付けること。
トッピング用に販売されている専用のフードを利用するのもよいでしょう。
犬のウェットフードを与える
うちの愛犬はまだ食欲はありますがもう15歳。
もし食欲が落ちてきてしまったらウェットフードのブッチを与えます。
とても食いつきがよく、美味しい美味しいといって食べていました(笑)
消化もいいので内臓機能の低下に伴う食欲不振も、少しは改善できるのかなと思います。
食いつきランキング1位のブッチ!ぜひお試しください。
老犬のおやつは慎重に!ドッグフードと合わせてカロリー計算を!
老犬のおやつもドッグフード同様に、高蛋白、低脂肪・低カロリーのものを選択すると良いでしょう。
そして忘れてはいけないのはドッグフードとおやつを合算して、1日の摂取目安となるカロリーを超えないようにすることです。
また消化能力も落ちているため、低脂肪で消化に良いおやつを選択しましょう。
老犬に与えるドッグフードは『みらいのドッグフード』で決まり!
高齢のワンちゃんにはみらいのドッグフードシニア用がおすすめです。
健康の維持だけでなく、口腔内をきれいに保ち、腸内環境も整えて長生きをサポート。
- EPA・DHA配合で認知症対策!
- 熱に強い耐熱性オメガ3配合!
- 低アレルゲンの鹿肉がメイン!
- 薬膳&マクロビレシピ!
歯磨きが苦手なワンちゃん、歯が抜けたり弱ってきたワンちゃんにおすすめの「食べる歯磨きパウダー」も付いてきます。
ぜひ一度試してみてください。
老犬のご飯の量と目安について
老犬になるとエネルギーの消費量が少なくなるので、成犬時代と同じ量のドッグフードを与えていると肥満犬になることも。
肥満は足腰に負担がかかったり内臓疾患を発症するので、老犬用ドッグフードに切り替えたり食事の量を減らしたりする必要があります。
運動量が多い犬は、老犬フードに切り替えたことが原因で痩せてしまったという例もあります。
愛犬が1回のご飯を残すようになったら1回に与える量を減らすのではなく、与える回数増やしてあげましょう。
健康維持の為には、1日に必要な摂取量があるので、1日の量を3,4回に分けて与えます。
半生や缶詰などの柔らかいフードは老犬にはどうなの?
老犬になると噛む力も弱ってくるので、ドッグフードをお湯でふやかして与えるとよいですが、半生や缶詰などの柔らかいドッグフードに切り替えるのもよいでしょう。
老犬は消化器官が低下しているので、柔らかく、適度の水分量がある半生タイプは消化もよく老犬にはもってこい。
半生タイプのドックフードは、しっとりとしているのでお肉のような感触があり、しっとり感を好む犬だったら喜んで食べてくれるはずです。
ただ、原材料が詳しく表示されていない場合が多いのでドライフードに比べて栄養価が低いと言われています。
犬にとってタンパク質は骨格形成や健康維持に欠かせないもの。
老犬には、低カロリーで高タンパク質のフードを与えるのがベストです。
理想的なタンパク質の含有量は、穀物不使用で動物性タンパク質25%以上がお勧めだと言われています。
愛犬が喜んで食べてくれるのでという理由だけではなく、栄養素にも着目して健康が維持できるフードを選んであげましょう。
1.食べやすく水分量が多いのは大きなメリット
ドッグフードは水分量によって3つのタイプに分類されています。
- 水分含量が10%程度をドライフード
- 水分含量が25~35%程度を半生タイプ
- 水分含量が75%程度のフードをウェットフード
水分量が多いドッグフードは缶詰やレトルトパウチタイプになります。
私たちも病気で食欲が無い時におかゆを食べると食が進むのと同じで、犬も水分量が多いと食欲が増します。
老犬になって食欲が低下した時など、水分量が多いドッグフードは大きなメリットとなります。
食いつきランキング1位のブッチ!ぜひお試しください。
2.でも添加物は多めなので成分表記は確認すること
半生ドッグフードは水分量が多めなので、カビが発生したり保存が効かないといった欠点があります。
そのため防腐剤、保存料、酸化防止剤、潤滑剤(弾力性や粘り気を与える役目)、保湿剤などの添加物が多く含まれています。
添加物には、発がん性やアレルギーを引き起こす可能性がある物質が含まれているので、抵抗力が衰えている老犬には特に危険だと言えます。
天然添加物が使用された半生ドッグフードも販売されています。
半生タイプのドッグフードを食べさせる際は、どのような添加物が配合されているか、成分表記をしっかり確認してから購入するように心掛けてください。
3.ドライフードを比較して歯石が付きやすい
半生タイプのドッグフードは粘着性が高いので、ドライフードに比べて歯石になりやすいと言われています。
歯石は歯周病などの原因になるので、老犬にとって歯にダメージが加わるのはとても危険。
歯石を取るには、歯磨きをしてあげると良いのですが、犬に歯ブラシをするのは忍耐力やコツが必要となります。
「歯磨きガム」を食べさせる方法もありますが、噛む力が弱っている老犬には硬すぎて食べられないかもしれません。
手軽な手段としては、飲み水に混ぜるタイプや歯磨きシートを使う方法があります。
飲み水に混ぜるタイプは、口の中の細菌を取り除く作用があり、歯磨きシートは指に巻いて歯垢を取ってあげられるので、比較的簡単です。
シニア犬・老犬・高齢犬におすすめのドッグフードまとめ
一般社団法人ペットフード協会が行った『平成28年全国犬猫飼育実態調査』によると、犬全体の平均寿命は14.36歳です。
犬は縁あって暮らし始めた家族の一員ですよね。長く一緒に暮らしたいものです。
ましてや病気にかかったり、不自由な体になり辛い思いをさせたくありません。
シニア犬・老犬になっても健康で楽しく過ごせるように、運動や食事に気を付けてあげましょう!