犬の癌にいいとされる食べ物と食事による予防法解説します。
ペット保険の比較サイトによると犬の死亡原因の第1位は癌で54%、第2位が心臓疾患の12%となっていて、癌による死因がいかに多いかが分かります。
犬は体調が悪いと訴えることができないし、飼い主さんも見逃してしまうことが多いので、早期発見が非常に難しいのが現状です。
愛犬が癌になったら与えたい食べ物リストと、癌予防についてまとめました。
癌になってしまったワンちゃん向けに、栄養素を調整したフードがみらいのドッグフードです。
癌は食べ物で治るほど簡単なものではありません。このドッグフードもがんを治療したり、予防するものではありません。
あくまで癌になったワンちゃん向けに栄養素を調整した薬膳フードです。漢方成分を配合し、ワンちゃんの健康に着目しています。一度ご検討されてはいかがでしょうか?
目次
犬の癌にいいとされる食べ物・食材一覧
癌になってしまったら食事が重要な鍵になります。
癌予防や増殖を防ぐ成分が入ったドッグフード、療養食やサプリメントの効果も期待できます。
抗癌作用がある食材を使った、愛情を込めた手作り食を作ってあげるのはいかがでしょうか。
身近な食材にどのような抗癌作用があるのかあげてみました。
抗癌作用のある食べ物
癌細胞の増殖を防ぐ効果が期待できる食材は、
- ほうれん草
- アスパラ
- しいたけ
- 昆布
- ベリー類(クランベリー、ラズベリー、ブルーベリーなど)
- にんにく
しいたけは、ガンの出血を抑える、昆布は腫れやしこりを改善する。
ベリー類はガンの成長を抑え、転移を予防する効果が期待できます。
にんにくは、犬に与えるのは危険な場合があるのでサプリメントがおすすめです。
免疫力を高める食材は、
- にんじん
- ひよこ豆の粉
- ブロッコリー
- 緑茶
ブロッコリーは、豊富に含まれた「葉酸」が体の細胞の活性化してくれる効果。
緑茶に含まれるカテキンは、強力な抗炎症性があります。
抗酸化作用のある食材
抗酸化作用(活性酸素を抑える働き)がある食材は、健康維持や老化防止にいいとされ、癌の予防になります。
抗酸化作用がある野菜や果物は、トマトやスイカに含まれるリコピン、パパイヤのカロテン、きのこ類のβグルカンは癌の発症率を低くする働きがあります。
ザクロは抵抗力を高め、ウィルスから体を守る力を高める効果が期待できます。
免疫力を高める食材
免疫力を高めると、癌細胞からの攻撃に耐えられるようになります。
免疫力を高める食材を摂取することで癌の予防や再発防止が期待できます。
- 肉・魚・・・たんぱく質が自己免疫力を保つ
- 魚・・・不飽和脂肪酸血液サラサラに
- にんじん・・・血液を浄化させる栄養素
- さやいんげん・・・オメガ3脂肪酸
- ひよこ豆の粉・・・食物繊維
- キャベツ・・・イソチオンアナートという成分が発がん物質を処理しビタミンCが免疫力をアップ
- きのこ類の多糖類・・・免疫力を高めることでガン細胞を抑制する働き
犬の癌の予防に最適な6つの食事法
普段の生活の中で、どのような点に注意していれば癌の予防になるのかをご紹介します。
1.犬の癌に対応した食事療法ドッグフードを与えてみる
ワンちゃんが癌と診断されたら与えたい、食事療法のドッグフードが存在ます。よかったら試してみてくださいね。
みらいのドッグフード
また犬の癌に特化したドッグフードを与えるのも良いです。みらいのドッグフードはガンや腫瘍のあるワンちゃんに特化しています。
そのため愛犬の癌に特化した原材料を使用しており、かつ無添加で健康維持に適しているドッグフードです。一度公式サイトに目を通すことを推奨します。
2.食事の糖質制限をする
低糖質で高タンパク質のものが、癌を抑制すると言われています。
糖分を摂り過ぎると、癌を引き起こす原因に。
さらに癌細胞は糖質を使って増殖するので、ドッグフードに含まれる穀物類も要注意です。
3.高脂肪のものを摂る
糖質を制限した食事だとエネルギー源が不足するので、脂肪を摂ってエネルギー源とする必要があります。
癌細胞は脂肪を使ことはほとんどありません。
しかし、動物性の油脂や酸化した脂肪を与えると逆に健康を害してしまいます。
良質で脂肪の割合が多い高脂肪のものを与えましょう。
4.高オメガ3脂肪酸を摂る
魚や植物の一部に含まれるオメガ3脂肪酸を摂ることにより、免疫力を高めたり、癌の進行を遅らせたりすることができます。
5.高タンパク質、高アルギニンを意識する
犬にとってたんぱく質は、体格形成や健康維持に欠かせないものですが、肉に含まれるアミノ酸の一つであるアルギニンをバランスよく摂ると、オメガ3脂肪酸との相乗効果が期待されます。
6.免疫力向上させる食事を意識する
免疫力を向上させることが、癌の予防になります。
質の良いドッグフードを与え、毎日の散歩や飼い主さんとのスキンシップなどで犬の免疫力は上がります。
癌とは
腫瘍という言葉を聞いたことがあると思います。
腫瘍は遺伝子異常の病気のことで、異常が増えて大きくなると、勝手気ままに拡散していくという厄介なもの。
腫瘍には良性のものと悪性のものがあります。
良性のものはニキビ程度と思ってもよいですが、悪性のものは癌と言われ、死に至ることもあります。
癌の種類
癌が増えた原因の一つに、犬の寿命の伸びがあげられます。
犬の平均寿命は14.3歳となり、高齢化により癌を患う犬が増えています。
特に発症しやすい癌をご紹介します。
乳腺腫瘍・乳がん
乳腺腫瘍・乳がんは、メス犬に現れる腫瘍です。
避妊手術をしていない犬の発症率が高く、早期に避妊手術を受けていると発症率は低くなります。
肥満細胞腫
犬の「肥満細胞」という細胞が、腫瘍化する病気。
皮膚にコブ状のしこりや潰瘍、蚊に刺されたような赤い発疹が見られますが、皮膚病と見分けがつかないことも多く要注意です。
リンパ腫
白血球の1種であるリンパ球が腫瘍性に増殖する悪性腫瘍です。
犬の腫瘍中では発生率が高く、犬の腫瘍全体の7~24%を占めています。
メラノーマ
メラニン色素を作る細胞に発生する腫瘍。
犬は、人間よりも発症率が高いと言われています。
気が付いたときは、転移していることも多いという怖い病気です。
脳腫瘍
脳に腫瘍ができる病気で、シニア犬から高齢犬でよく発症します。
腫瘍ができる場所により、てんかんなどの発作、斜頸(首が傾く)、旋回運動を発症することがあります。
肝臓がん
肝臓からガン(悪性腫瘍)が発生する場合と、他の部位に発生した悪性腫瘍が肝臓に転移して起こる場合があります。
発見が遅くなれば手遅れとなるケースも多いので要注意です。
皮膚がん
人間の皮膚がんより最大30倍以上も発生率が高いと言われています。
ほとんどがシニア犬から高齢犬に発症します。
血管肉腫
血管内にできる悪性の腫瘍です。
血管肉腫が最も発生するのは脾臓で、その他によく発症するのが、右心房、肝臓、皮膚。
犬の癌の症状
癌を患った犬に見られる症状は、食欲不振、体重減少、元気がない、しこりなどがあります。
食事を2,3日欲しがらなかったり、一定期間に体重が減少したり、しこりを見つけたらすぐに獣医さんに診てもらいましょう。
犬が癌になる原因
癌になる原因は、
- 遺伝
- 高齢による体の機能や新陳代謝の低下
- ウィルス
- ドッグフードに含まれる発ガン性のある添加物
- 紫外線や放射線
- ホルモン
- 生活習慣
- ストレス
などがあげられます。
発ガン性物質を含むドッグフードを与えていないか、今一度確認してみてくださいね。
犬が癌になったら食べさせたいものまとめ
食べ物には抗癌作用、抗酸化作用、免疫力を高めるものがあります。
これらの食べ物を食べることにより愛犬を癌の苦しみから少しでも減少してあげ、再発を防ぐことができれば嬉しいですね。
犬は大切な家族です。飼い主さんが最後までしっかり守ってあげましょう。