顔立ちはいかついのに、どこか憎めない愛らしさも兼ね備えているブルドッグは種類がたくさんいます。
ブルドッグの種類についてのご紹介や特徴、飼い方、そして飼う場合のオススメなどについてまとめてみました。
目次
ブルドッグの種類
イギリス原産のブルドッグの種類は、とっても豊富です。以下、種類別にご紹介していきます。
・イングリッシュブルドッグ
ブルドッグの原型とも言われているのが、イングリッシュブルドッグです。
・ブリティッシュブルドッグ
こちらも、イギリス起源のブルドッグのことで、ブルドッグの別名としても、広く知られています。
・ミニチュアブルドッグ
イングリッシュブルドッグを、そのまま小型化したのが、ミニチュアブルドッグです。しかし、鼻は潰れておらず、見た目は全く似ていません。
・フレンチブルドッグ
元々はイギリス原産のブルドッグですが、フランスへ渡ったことをキッカケに、テリアやパグと交配して誕生しました。
それがフレンチブルドッグです。鼻が短く、見た目ががっしりとしている小型犬です。
・ブルテリア
ブルテリアは、イギリス原産の犬です。スタッフォードシャー・ブル・テリア、ホワイト・イングリッシュ・テリア、イングリッシュブルドッグの交配によって生まれました。
ブルドッグの特徴
ふてぶてしい顔つきが特徴のブルドッグですが、その他の細かい特徴についてもご紹介します。
ブルドッグの毛色
種類だけではなく、毛色も豊富なブルドッグ。毛色の種類は、以下の通りです。
・ブリンドル
黒毛をベースとして、褐色が混ざっています。逆に、褐色をベースとして、黒毛が混ざっていることもあります。
・ホワイト
体毛に色素がないブルドッグは、見た目がホワイトになります。
・レッド
毛色が赤みがかっているブルドッグは、レッドに分類されます。
・フォーン
小鹿という意味をもつ“フォーン”。明るめの綺麗なブラウンが特徴的です。
・パイボールド
ホワイトとブラックの組み合わせが主流なのですが、ベースをホワイトとして、1色~2色の斑があるのが、パイボールドと呼ばれています。
ブルドッグの性格
一見怖そうなブルドッグですが、見た目とは裏腹に、おとなしくてとっても温厚な性格の持ち主です。
のんびり屋さんで、人間のことも大好きな甘えん坊でもあります。
そんなギャップもまた、ブルドッグの魅力にもなっていると言えます。
ブルドッグの寿命
ブルドッグの寿命は、8~10歳。決して長命とは言えませんよね。
しかし、食生活などに気を付けてあげれば、もう少し長生きは期待できます。
ブルドッグの顔と体格
ブルドッグの特徴は、その顔つきですが、色々な意味を持っていたりもします。
たとえば、皮膚がたるんでいる顔なのですが、これはケガをしにくいためと言われています。
低い鼻についても、牛に噛みついたままでも息ができるようにするためなのです。
体格も、がっしりとしていて肉付きも立派。足は筋肉質で、離れていますよね。
頭が大きいうえに、足が短いので、重心が下の方になっています。
ブルドッグの飼い方
温厚な性格のブルドッグではありますが、飼い主さんがしっかりしつけをしないと、言うことをきかなくなってしまいます。
ブルドッグを飼う時の注意点は以下の通り。
ブルドッグを飼う時の注意点
基本的に甘えん坊な性格なので、甘やかして育ててしまうと、ただのワガママになってしまいます。
飼い主さんが一貫して同じ態度を取ってあげる必要があります。
しつけが上手くいかない時も、根気強く向き合ってください。
叱る時と褒める時のメリハリをつけながら、言うことを聞いてくれるようになります。
ブルドッグがなりやすい病気
ブルドッグを飼うにあたって、なりやすい病気の知識を身に付けた方が良いので、簡単にまとめてみました。
・股関節形成不全
腰を振って歩いたり跳ねるように歩いている場合は、股関節形成不全の可能性があります。
生まれつきの股関節の不安定さが引き起こすことが原因になっているので、外科的措置を取ることも少なくありません。
・眼疾患(乾性角膜炎、眼瞼内反症、眼瞼外反症)
元々、目が飛び出ているブルドッグは、結膜や角膜に障害を引き起こす乾性角膜炎、眼瞼が内側を向いてしまう眼瞼内反症、逆に外側を向いてしまう眼瞼外反症といった眼疾患にかかりやすい傾向にあります。
手術によって対処をすることもあるので、眼の異常を感じたらすぐに専門医に診てもらいましょう。
・鼻腔狭窄
鼻腔が狭くなり呼吸が苦しくなる病気。
鼻をならしたり鼻水が飛び散る症状が見られます。
・熱中症
元々呼吸機能が弱く肌も薄いため、高温多湿な環境におかれると、熱中症になりやすいので注意してください。
夏はクーラーを使ったり暑い日の散歩を避けるなど、飼い主さんが気を付けてあげましょう。
・熱射病
急激に体温が上昇することによって、よだれやあえぎ呼吸といった症状が見られます。
呼吸困難に陥り、命にかかわることもあります。
・口蓋裂
上あごに亀裂が入ることにより、食事だけではなく、呼吸さえもうまくできなくなる病気です。
口臭がキツくなったり、食事が上手く食べられないようになったりします。
・膝蓋骨脱臼
実は、脱臼そのものの痛みを感じにくいため、飼い主さんから見ても気付きにくいのが膝蓋骨脱臼。
医師の触診ですぐに分かるので、定期的な通院が必要です。
ブルドッグの平均価格
ブルドッグの平均価格は、30~50万円と幅広くなっています。
元々の価格設定が高めなのですが、200万円くらいで取引されることもあります。
死産も多く、基本的に帝王切開での出産になるといったことも、価格が高い要因となっています。
まとめ:ブルドッグの子犬を買うならブリーダーがおすすめ
ブルドッグは、出産が難しいということもあるので、実績のあるブリーダーから買い取るのが一番安心できます。
ブルドッグに特化しているブリーダーは、繁殖に気を配っているので、ペットショップで購入するよりも、親身になって相談にも乗ってくれるでしょう。
ブルドッグにおすすめのドッグフード
ブルドッグにおすすめのドッグフードですが、ブルドッグの中でも特に人気なフレンチブルドッグのドッグフードの選び方をご参照ください。